モラハラ

「マズい弁当作るな!!」と言う夫に「私は作ってないけど?」と伝えた結果【10】

 

義母

「トウ子さん、

来てくれてありがとう。

ケシはまだ来ていないわ」

 

「分かりました。

こちらの準備は完璧ですよ。」

 

家に入ると、リビングには

義父が座っていた。

 

彼の表情は厳しく、これから

起こることへの覚悟が感じられた。

しばらくすると、玄関のドアが

開く音がした。タケシが来たのだ。

 

タケシ

「ただいま…って、

なんだこれ?

なんでお前らがいるんだよ!」

 

リビングに入ってきたタケシは、

そこにいる私たちを見て

驚いた様子だった。

 

「話があるの…」

 

タケシ

「なんだよ、急に。

俺は忙しいんだ。

早く終わらせてくれ」

 

義父

「黙って座れ」

 

義父の厳しい声に、

タケシは渋々座った。

その表情には、いつもの傲慢さが

見え隠れしていた。

 

「あなたのしてきたこと、

全部分かったんだ」

 

タケシ

「は?何のことだよ?」

 

私はゆっくりと立ち上がり、

用意していた証拠の入った

ファイルを取り出した。

 

「これだよ」

 

タケシの浮気の証拠が

山ほど詰まっている。

 

マッチングアプリの

スクリーンショット、

デートの写真、

そして決定的な証拠の動画。

 

タケシの顔が見る見るうちに

青ざめていく。

 

タケシ

「こ、これは…」

 

「言い訳はいらないよ。

全部証拠があるんだから」

 

義母

「タケシ、本当なの?

こんなひどいことを…」

 

義父

「お前は

家族を裏切ったんだぞ!」

 

タケシは言葉を失い、

ただ俯くばかりだった。