セイラ
「女がしっかり手綱を
握ってれば、男は浮気なんて
しないんですよww
それをできなかった奥さんにも
非がないわけじゃないって
どうして思えないのかな~ww
それに、私のおかげで
クルミちゃんは志望校が
合格圏内に入ったし、
ミキノリさんは上手く発散できて
家庭円満だった
わけじゃないですか?
その平和を壊したのは、
奥さんですよ?」
そしてまた、たばこの煙をプカリ。
私
「つまりあなたは
夫が浮気をした原因は私にあると?
そう仰ってます?」
セイラ
「100%奥さんが
悪いとまでは言ってませんよww
さすがにw
でも、私達だけが悪いって
いうのも変な話だなぁってwww」
ニヤニヤと
薄ら笑いを浮かべるセイラ。
私
「あなたの意見はわかりました。
では、他の方の意見も
伺おうじゃありませんか」
セイラ
「え?」
夫
「え?」
ポカンとする2人をよそに
寝室のドアが再び開いた。
現れたのはクルミと2人の男性。
セイラ上司・夫上司
「「浮気はするヤツが
絶対に悪いだろうが!!」」
セイラ
「え、どうして!?」
夫
「お、俺はもう、お終いだァ」
人を小馬鹿にしたような表情が
一変するセイラ。
頭を抱え込む夫。