このセリフを聞いて義母は
鼻息ムッハーで
ドヤ顔しちゃって、本当に腸が
煮えくり返りそうだった。
義実家同居という嫁がアウェイな
場面で母親の肩を持つ夫が敵だと
いうことに、
当時は気づけなかった。
実は後から
「これって嫁イビリという
ヤツなのでは…?」
と思い至ったのであって、
当時はそういう認識は
あまりなかった。
学生時代に興味本位で読んでいた
家庭内修羅場を扱った漫画と
比べて類似している点が
多いな~
って思ったのがきっかけだった。
ただ、実家の家族を
バカにされたり、直接的な暴力を
振るわれてけがをさせられたり、
病気なのに
病院へかからせてもらえない…
というような、壮絶な修羅場
漫画のようなことはなかった。
私が内心ぶちギレたのは、
義母が食べ物を粗末に
扱ったこと。
ある日、義母の希望で
麻婆豆腐を作った。
味見で一口食べるなり
義母
「ちょっと!私も
ノブちゃんも、辛い物は
苦手なのよ!
こんなに辛いものなんて
食べられないわ!」
と有無を言わさずシンクに
ぶちまけられてしまった。
いや、重い中華鍋を
持てるんかーい!
唖然としているところに
帰宅した夫。
シンクにぶちまけられている
麻婆豆腐を見て
ノブユキ
「え!?ちょっ…
な、なにがあった!?」
とびっくり顔。