ある時なんて、窓を開けて
掃除機をかけていたら
義母
「エアコンを
掛けてるのに！」
と窓をぴしゃりと閉めた。
そのまま掃除機をかけていたら、
今度は
義母
「私が食べてるのに
埃が立つでしょう！」
と来たものだ。
掃除している部屋にわざわざ
羊羹を持ってき
て食べ出したくせに…。
なんという理不尽か。
義母はとにかく私が気に
食わなくて
イビりたいだけの人だった。
家庭板に限らずよくある話で、
ひとりムチュコたんラブ、
な人でもある。
夫の名前は「ノブユキ」だが、
この年齢になっても
「ノブちゃん」と
呼んでいたくらいだ。
ポッと出の女に最愛の息子を
横取りされたって
気分なんだろう。
だから、何かにつけて夫のことは
母親である義母の方が
良く知っているマウントが凄い。
例えば、私は冬に限らず
豆乳のシチューを
よく作るのだけど、
義母
「豆乳なんか使っちゃって！
ノブちゃんは生クリーム入りの
シチューが好きなのよ」
とフフンと得意げな顔をされた。
そんなこと今までに一度も
聞いたことないですがな、
と思って
私
「ノブユキさん、
豆乳シチューは嫌いだったの？」
と尋ねれば
ノブユキ
「嫌いって
わけじゃないけど、豆乳独特の
においが気になるんだよね～。
母さんが作ってくれた、
生クリームと牛乳が
半々のシチューが好きだな」
と返って来た。
