義母から電話で「あんたの荷物は捨てたよ!」と言われたので現状を伝えてみた【1話】

 

私の名前はトウ子27歳。

1年ほど前に結婚して

現在は専業主婦を

している。

夫の名前はトモヤといい、

知り合ったのは

2年ほど前のことだ。

当時、私は空港の

カフェラウンジで

接客を担当していた。

画面に映る綺麗で

上品なお姉さんに一気に

惹かれたし、

英語ペラペラで

バリバリ仕事をしている

姿も、ものすごく

かっこよかった。

それにもともと飛行機が

好きだったから、

キャビンアテンダントに

なれば仕事で飛行機に

乗ってあちこち

飛び回っているから

一石二鳥だなんて

邪な考えも

持っていたけどね(笑)

しかし家庭の事情から

早々にその夢は諦めざるを

得なかったのだが、

どうしても似たような

雰囲気だけでも

味わいたいと思い、

空港のラウンジの募集に

応募したのだ。

もちろん

キャビンアテンダントと

ラウンジのバイトでは

全く違うものであることは

わかっていた。

しかし、それでも空港の

中の凛とした雰囲気を

味わえたり、

大空へ飛び立っていく

飛行機を間近で見ることが

できて当時の私は

それなりに満足していた。