夫
「それで手伝ってくれ、
子育てに協力してくれ、
身嗜みに気を遣う余裕が
ないって言われてもw
お前の努力が足りないとしか
思えないんだよw
会社の連中だって
そう言ってるぜ?
ダラ奥をもらった俺が可哀想って」
とうとう、
涙が出てきてしまった。
夫
「あーもー!
泣けば俺が謝るとでも思った?
つかさ、言われて
悔しければ
その気持ちをバネにして
ダイエット
してみればいいんだよ!」
夫はさも妙案を思いついた!
とばかりに提案して、
そのままお風呂に
入りに行ってしまった。
私も自分の手際の悪さ、
不器用さ、時間の使い方の
改善の余地があるとは思う。
けれど、どこの家庭も上手く
回っているところは
旦那さんが奥さんを気遣ったり
手伝ったり
している所ばかりだ。
どうして私だけ…。
そんな気持ちを
抱えているうちに、夫の会社の
懇親会がやって来た。
この懇親会は家族や
恋人・婚約者といった
近しい人も呼ぶことができる。
正直、私のことを
「ダラ奥」呼ばわりした夫と、
一緒に笑っていたという
夫の同僚と
顔を合わせるのは嫌だった。