モラハラ

産後の私に心無い言葉で追込む夫【6話】

 

数週間後、

息子が熱と発疹を出した。

 

息子が熱を出すのは

初めてのことで、私は

半ばパニックになりながら、

小児科に息子を連れて行った。

 

病院は大混雑で、

午前中に受付をしたのに診察が

終わったのが14時過ぎ。

 

薬を処方してもらって、

帰宅した時には

とっぷりと日が暮れていた。

 

薬を飲んでようやく息子は

落ち着いてくれたが、

私にとってはここからが戦争。

 

午前中に慌てて放り出した

洗濯や片付けのほか、

これから帰宅する夫の食事や

お風呂の準備もある。

 

とりあえず私は夫の

食事の準備をしつつ、

息子の離乳食の残りを

食べ損ねたお昼の代わりに

食べていた。

 

ちなみに息子は

おんぶをしたまま。

息子はおんぶや

抱っこをしていると

良く寝てくれるけれど、

そこから布団に移すと

すぐに目を覚まして泣き出して

しまうことが多いのだ。

 

食事の準備をしつつ息子の

おんぶをしながら、

つまり、私は立って

離乳食の残り物を

食べていたことになる。

行儀が悪いのはわかっている。

 

けれど、日中頑張って

仕事をしてくれた夫が

お腹を空かせているのに、

待たせたくはなかったのだ。

 

そして、夫帰宅。開口一番、