モラハラ

産後の私に心無い言葉で追込む夫【3話】

 

元々私の実家は

まだ記憶にあたらしい

地震の被災地で、

親類縁者にけが人は

出なかったものの、

家屋が損壊したり

ライフラインが

止まったりして不自由な生活を

強いられた経験がある。

 

だから、地震に対して

トラウマを持っている。

 

「ねえ、そういうことで

イジるの、本当に不愉快だから

やめて!」

 

私が抗議をしたって、

 

「なんだよ~!w

被害者意識か?

このくらいのことで

メゲるなんて、母親とは

思えないぐらいに

メンタル弱すぎるって!ww」

 

とまともに取り合わない。

 

私は必死にやめて、

よしてと言っているのだが、

夫にとっては

もう日常茶飯事で、

私との他愛無い

コミュニケーションだと

思っている節すらあった。

 

その日もいつものように

夫が揶揄い、

私が抗議するという流れの後、

夫はさらに

追い打ちをかけてきた。

 

「カトウ先輩のところ

なんて、子供が3人もいるのに

奥さん、すげぇモデル

みたいなんだぜ!

 

それなのにお前はw

本当に努力が足りないよな!

赤ちゃんと一緒に食っちゃ寝

生活してたら、

そりゃ痩せねーよ」

 

さすがに堪忍袋の緒が切れた。