日が経つにつれ、ケンジの態度に
変化が現れ始めた。
私の顔色を窺うように
慎重に言葉を選び、常に私の反応を
気にしているようだ。
笑顔の裏には、何か言い表せない緊張感が
潜んでいるのが感じ取れる。
この新たな関係の中で、
ケンジは完全に私の意のままに
なりつつある。
これこそが私の望んでいた状況だ。
もはや浮気相手の心配を
する必要はない。
ケンジは私だけを
見ていればいいの。
これは終わりじゃなく、
私が思い描いていた関係の
本当の始まり。
夜、ベッドに横たわりながら、
ケンジは小さな声で言った。
夫「トウ子、俺…
これからどうすれば、
君を安心させられるかな?」
私は優しく微笑んだ。
ようやくケンジが
自分の思い通りになったことに、
内心で満足感を覚えながら答えた。
私
「大丈夫よ。私たちは
幸せになれるよ。
あなたが私を裏切らない限り…ね」
その言葉に、ケンジの体が
微かに震えるのを感じた。
彼の反応を見て、
私はさらに確信を深めた。
これからは、ケンジは完全に
私のものになる。
もう二度と、誰にも
奪われることはない。
この新しい関係こそ、
私が望んでいたものだった。
ケンジの不安と緊張が、
私たちの絆をより
強固にしていくのだと思うと、
胸が高鳴るのを感じた。
これからの日々、ケンジと私の
関係はより密接なものに
なっていくだろう。
夫の行動や言葉に、自然と
私の意思が反映されるようになる。