その場には冷ややかな
空気が流れた。
両親や義両親の
私を見る目が怖い…
このまま、夫の言いなり
家政婦みたいな扱い
されて生活していく
なんて絶対に嫌だ!!
そんなことを
考えていると
義母が意外なことを
口にした。
義母
「…あれ?
この子って、ヒロシ君?
高校同級生よね。
あんた、ものすごく
仲が良かった
子じゃない」
この言葉で私も母も
ピンと来たみたい。
なんと言うか…女の勘
ってやつなのかな。
義母
「もしかして…
あんた、友達に頼んで
キヌ子さんの事を…
陥れようとしたの?」
義母、母、私が
夫のことを睨んだ。
義父はいまいち
ピンと
きてなかったみたい…
私たちに睨まれて
夫は急に、あたふた
し始めた。