椅子が倒れる音とか
義父の怒鳴り声、
壁に押し付けた音などで
店員が駆けつけてきたりで、
かなりの修羅場。
そんな修羅場を横目に
私はもくもく食事。
だって、私の意志は変わらないし(笑)
食事をほおばっていた私に
義父
「本当に。
本当に申し訳ないことをしました。
キヌ子さんの話も聞かずに…
このバカ息子の話だけを
鵜呑みにしてしまった…
酷いことも言ってしまって、
大変申し訳ない!!」
と義母と一緒に頭を下げた。
私
「いえ…でも、
私の離婚の意志は変わりません。
それと…慰謝料と
今まで払ってもらっていなかった
生活費も、きちんと請求します。」
夫は床に座り
項垂れながら
【分かった】と小さい声で言った。