義母
「…キヌ子さん。
結婚記念日の日、この子…
あなたが作った料理
一口も食べてないの?」
私
「そうですね。
その日は疲れて
食欲がないって言っていたので…
スープだけでもって
勧めたんですけど…
断られちゃいました。」
私の答えを聞いた義母は、
涙を流しながら
夫をにらみつけていた。
同じ女性として
辛さを分かってくれたんだろう…
義母が泣いている姿を見た夫は多分、
ここで初めて
自分のしでかしたことの
大きさに気づいた。
唖然とした顔をしていた義父は
夫の胸倉をつかみ壁に押し付け、
義父
「お前!!
一体これはどういう事だ!!」
大声で怒鳴りながら数回夫を殴った。
個室だったから良かったものの…