浮気

私に急に冷たくなった夫の数か月後 【4話】

 

私は午前中に予約が入っていたので

夕方くらいから休みを取って、

気合いを入れて料理を作ろうかな?

なんて企んだ。

記念日の日まで、何作ろうかな?とか

いろいろ考えて楽しかったんだ。

夫の好物などを作り、

ワクワクしながら帰りを

待ってたんだけど…

夫は、日付が変わる頃に帰ってきた。

相当疲れてるのか

無言でリビングに入ってきた。

 

「お帰りなさい。
 
今日は結婚記念日だから

張り切ってこんなに

ご馳走を作ったよ!
 
食べれそう?」

 

「記念日?

あー…忘れてたわ。

食欲ないから要らないよ。
 
一人で食べて。」

 

「そんな事言わないで…

スープだったら大丈夫じゃない?

野菜たっぷり入ってるし

夜遅くても

消化はいいと思うよ?
 
少しだけでもいいから
 
一緒に食べよう?」