その後、私は臨月を迎え、
病院で双子を無事に出産した。
正直、体はボロボロだったけど、
眠ったり泣いたりする
子どもたちを見て、
愛おしさがこみ上げてきた。
そんな中、夫が面会に来た。
開口一番で言われた言葉に、
私の心には
ブリザードが吹き込んだ。
夫
「退院はいつだ?
退院後は
まっすぐに家に帰ってこい。
この数カ月、俺は家のことも仕事も
全部ひとりで回してたんだぞ。
逃げようったって
そうはいかないからな」
要は、出産直後の私に
家政婦になれということだ。
「おつかれ」
とか
「ありがとう」
とか、そういう労いは一切なし。
我が子の顔をチラリとも
見ようとしなかった。
さすがに
今回ばかりは私も反論した。
私
「床上げ期間って知ってる?
出産後、退院したとしても母親は
しばらく碌に動けないんだよ!
それに、赤ちゃんの世話なんて
1人じゃとてもできないよ。
ましてやうちは双子だよ!?
ユウヘイの協力なしに
家のことをやれって、
どれだけ無理なことを
言っているか、自覚してる?」
すると夫は大袈裟な溜息をついて、
夫
「子どもを
産んだからって偉そうにw
そうだな、確かに俺がいなきゃ、
子育ても生活もできないよなw」