夫
「別に離婚したって
構わないぜ~?
お前とアイツが
暮らしていけるなら、なw。
俺の稼ぎがなくて
高校に行けると思うか?
まともな生活が
できると思うか?」
夫は娘を
小馬鹿にして煽っていた。
娘は気丈にも耐えていたが、
今にも泣き出しそうなのが
私にはわかった。
これ以上、娘を
矢面に立たせてはいけない。
私
「私達の生活は
心配しなくていいわ。
離婚しましょう」
シズク
「お母さん!?」
夫
「キヌ子!?シズク1人で
来たんじゃなかったのか?
まあ、いいや。
お望み通り別れてやるよ。
これで俺は
自由の身なんだからな~」
そう言うと夫はシズクから
離婚届をサッと取り上げ、
ルンルンと自分の記入欄に
名前を書き込んだ。
夫
「レナ、これで俺たち
一緒になれるな。
待たせて悪かった。
結婚しよう」
レナ
「はぁ?w
何言ってんの?ww
ケイゾウのことは
客としてしか見てないけど?
結婚なんて無理だよw
無・理w」
夫
「え?」
私
「え?」
シズク
「馬鹿だね。
夜のお仕事の女性に
本気になるなんて。
騙されて、フラれて。
見てらんないよ」