タカシ
「あーはっはｗｗ
お前バカかよｗｗ
出産したばかりで
働いてないくせに
どうやって子どもたちを
育てていくつもりだよ」
少し前から夫とは離婚を
考えていたので両親には
色々相談していた。
実家に余っている部屋が
できる予定とのことで、
両親も快く私たちを
受け入れてくれるようだ。
下の子が保育園に
預けれるようになったら
すぐに職場復帰する予定。
つまり夫は私にとって
もう必要ない存在なのだ。
もう気を遣う必要も
ないので今までの鬱憤を
晴らすかのごとく
話を続けた。
話終わると夫の顔は
鬼のような形相。
タカシ
「俺だってなぁ！
お前なんて必要ねーよ！！
それに結婚したい人
だっているんだ！！！」
トウ子
「それって
サヤカのことだよね？
全部知ってるけど？？」
ちなみにサヤカとは
私の実の妹。
夫はひどく狼狽えているが、
本当にバレていないと
思ったのだろうか。
浮気をしていることは
早々に気づいていたので、
出産で動けなくなる前に
証拠を確保しておこうと思い
探偵に調査を依頼していた。
もちろん費用は生活費、
もとい夫の給料から
出させてもらった。
もちろん費用は生活費、
もとい夫の給料から
出させてもらった。
相手がサヤカであることは
驚いたが実家の行事で
接点はいくらでもあったし、
サヤカがえらく夫のことを
気に入っていたので
不思議ではない。
