顔を真っ赤にした
義母をほったらかして
子どもたちに軽めの荷物を
持ってきてもらいタクシーで
病院に向かった。
義母を病院に連れていっても
くだらない話を永遠に
聞かされそうなので、
家に放置してきた。
病院につき、無事３人目を
出産し、もう何日も
会ってない夫が
病室でやってきた。
我が子を産んだ私に
労わる言葉はなく、
開口一番
タカシ
「母さんにひどいこと
言ったそうじゃないか。
謝れ！！！」
と母親への
謝罪を求めてきた。
夫への愛情はだんだんと
冷めてきてたが、
この言葉でもう夫とは
やっていけないと思った。
トウ子「ねぇ…
ここは病室だよ。
静かにしてくれない」
タカシ
「そんな事
どうだっていい！！
母さんに謝れ！！！」
トウ子
「病院に行く時に
何回も聞いた話を
し始めたから
それは前に聞いたって
言っただけ」
謝れ！と騒ぐ夫に対して
私は静かに言葉を続けた。
トウ子
「あなたの
そういうところも、
うんざり…
離婚しましょう。」
最初夫は驚いてたが、
少しの間があり…
それから夫の笑い声が
病室に響いた。
