本当に家事の手伝いや
子どもたちの
お世話してくれるので
あればありがたいが、
義母の場合は手伝う気は
さらさらなく私を
話し相手にするために
毎日来ている。
義母
「私の時は出産なんて、
すっごく大変だったのよ」
から始まり、
自分の出産の話や育児の話、
何なら数年前に亡くなった
お義父さんとの
馴れ初め話まで聞かされる
のでたまったもんじゃない。
話を聞いていると
日が暮れてしまうので
適当に相槌をうって
家事をしていると、
義母
「私がせっかく
話をしてあげているのに
なんて態度!!
こんな出来損ないの
嫁なんてタカちゃんが
可哀想だわ」
と説教が始まる。
ちなみにタカちゃんとは
今年35歳になる
夫のことである。
一人息子なので
だいぶ溺愛しており、
私のことが未だに
気に入らないみたい。
義母の小言のおかげで
夕飯の準備も、 部屋の
片づけもできず
散らかり放題だ。
そしてそんな部屋を
見て義母は
義母
「まぁなんて
汚いのかしら!
妊娠中だからって
手を抜いてはだめよ」
嫌味ったらしく言ってくる。
さすがに文句を
言ってやろうと思ったが
何とか踏み留まった。
こんな人でも夫にとっては
大事な母親であり、
子どもたちにとっては
祖母である。