私
「オトちゃん、どうしたの?
もう少しお部屋で
待っていてくれる?」
オトハ
「ごめんね、ママ。
ずっと聞き耳を立ててたの。
弁護士さん、私の意見が
尊重されるって本当?」
弁護士
「ええ。そうです。
もう中学生ですし、
オトハさんの将来に
大きくかかわることですから」
オトハ
「じゃ、
私も私の意見を言います」
夫
「オトハ、言ってやれ!
パパとママと
ずっと暮らしたいって。
ママに、パパを
許してあげてって、
言ってやってくれ。
オトハはパパが好きだよな?
ママも好きだよな?
ずっと家族みんなで
暮らしたいよな?」
オトハ
「私、ママのことも
赤ちゃんの弟も大好きよ。
だけど、パパのことは大嫌い!
ママのことを
裏切って苦しめて!
全然反省もしない
パパのことはイヤ!
一緒にいたくない!
私はママと一緒がいい。
ママと弟と一緒にこれからも
仲良く暮らしたい!
この家から出ていくなら、
パパだよ!」
娘の火の玉ストレートな
言葉に夫は顔色を失った。
夫
「オ、オトハまで
何を言い出すんだ。
お前は俺の娘だろう!
俺と一緒にいるのが
一番自然なんだ!
当たり前なんだ!」