幸いなことに母子ともに
健康だった私は間もなく退院。
動けるようになると即、
弁護士に依頼して
自宅へ同行してもらった。
その日は夫の仕事が
休みなのは把握済み。
事前に夫にも
離婚の話し合いをしたい、
財産分与などの詰めた
話もしたいから家に
いてほしいと連絡し、
了承を得ていた。
オトハにもその時間は
夫と話し合うことを伝え、
部屋に待機していてほしい
と伝えていた。
玄関に入り、
弁護士を目にした夫は
怪訝そうな顔をした。
弁護士が名刺を渡すと、
夫
「勝てそうにないから
弁護士を入れたのか?ww
浮気の事実を
ひっくり返せるもんなら、
やってみろよwww」
と、私に向かって
鼻で笑ってきた。
一体どこからそんな
自信が出てくるのだろう。
リビングのソファに座り、
話し合い開始。私が切り出す。
私
「奇遇ね。
私も出産前から、
あなたと離婚しようと
思っていたの。
でも、まずは
あなたの言い分を聞かせて」
夫
「前にも言っただろ?
お前が浮気をしてるからだ!」
私
「浮気?
一体いつ?どこで?」