夫
「それは順番が
違うんじゃないか?
どうしても
きついんだったら俺に
助けを求めるんじゃなく
まずパートを
辞めてからだろう。
俺の稼ぎで十分に
暮らしていけるのにも
関わらず、お前が自分の
わがままで
働いてるんだから。
それにお金が
欲しいんだったら最近では
在宅でできる仕事も
たくさんあるんだから
まずは頭を使って
工夫してみろよ。」
と完全論破。
結局私の願いは
聞き入れられる事はなく、
しばらくはモヤモヤした
生活を送っていた。
そんなある日のこと
妙な出来事が起こった。
ふと家の郵便物を
チェックすると、私宛に
怪しげな封筒が
送られていることに
気がついたのだ。
差出人の名前を見ても
全く覚えがなく、
おまけに消印もない。
つまりポストに
投函したのではなく
直接家の郵便受けに
入れたということだ。
一体何だろう?
と思いながら恐る恐る
封を開けてみると、
1枚のメモ紙が入っていた。
そこには…