私
「出張だそうで、
近くまで来たからって、
寄ってくれたんです。
生牡蠣は大好物だって、
大喜びでしたよ」
そこまで言った時だ。
きゃーっと、
悲鳴が上がった。
今、義母の顔色は
真っ青に違いない。
義母
「何て事するのよ!!
この人○し!」
私
「は?」
義母
「タクトが
死んだら
どうしてくれるの!
この鬼!警察呼ぶわよ、
警察ーっ!!」
物凄い取り乱しっぷりだ。
横を見ると、
タクトは苦い顔を
していて、トオルはあ然。
義母はさらに興奮して
義母「何でよ!
何でタクトにあんなもの
食べさせるのよ!
生ガキで
あたったら、どんなに
苦しむか、
あんた知らないの!?
あんたとトオルにと
思ったのに、何で
タクトなのようぅ!!」
ついに決定的な
自白を口走った。
録音はばっちり。
トオル…お望みだった
物的証拠だよ。