そして、
打ち合わせ通りに動いた。
夜を待ち、義母宅へ
電話する。
近くにトオルと
タクトが待機して、
スピーカーでの通話だ。
義母
「あら珍しい。
あんたから電話なんて。
明日は、雨が降るんじゃ
ないでしょうねww」
私
「お荷物が
届きましたので、
お礼を言おうと思って」
義母
「ふんw
今まで、一度も電話なんか
しなかったくせにw」
私
「生牡蠣、
ありがとうございました」
私がしれっとして
お礼を言うと、
義母は少し笑った。
義母
「美味しかった?
いいものだったのよ」
私
「はい!!
タクトさんも、
美味しいって
喜んでました!」
元気よく答える。
さあ…義母の反応は?
電話の向こうで
小さく息をのむ音がした。
義母
「タ、タクト!?
なんでタクトが!?
何で!?
あんたの家にいるの!!」