片道1時間半、
ちょっと大きな車を
持っていれば、
届けられない
距離じゃない。
トオル
「あ。そういや、
兄貴から
メッセージ来てたな。
なんか送ったって」
私
「それいつの事?」
トオル
「いつだっけ…?」
考え込んだので、
メッセージを見てと頼んだ
そっちの方が話が早いし、確実でしょうが。
この人も…
大丈夫なんだろうか。
ちゃんと社会人
できてるんだろうか。
不安になっていたら、
タクトからの
メッセージを見せられた。
確かに荷物を
届けるという旨の
文章があった。
しかも、不在だったから、
玄関前に置いたとの
連絡まで。
早く言いなさいよ!
教えてくれれば、
先に中身を確認
してもらうとか、
何か対策が……無理か。
トオルだし…
私も義兄も、
とんだ迷惑をこうむった。
謝っておいてと
言いかけて、
やっぱりやめた。