ゴミを送りつけてくる姑に仕返ししてみた【8話】

 

業者に頼んだら、

とんでもない金額に

なるに違いない。

もしかして、軽トラを

レンタルして、

自ら運搬してきたとか?

状況は不明だが、

真顔で、せっせと

作業している義母を

思い浮かべると、

しばらくは笑いが

止まらなかった。

しかし、よくよく

考えてみると、

この義母は相当やばい。

この壊れたチェアを

トオルに見せたら、

大笑いした。

 

「笑い事じゃないってw
 
どうやって送って
 
来たのか、
 
わかんないわよ」

 

 
トオル

「兄貴じゃね?」

 

 

「お義兄さん?」

 

言われて、はっと

気づく、うかつな私。

そういえば、トオルには

3歳年上の

兄タクトがいたんだった。

ほとんど会わないし、

関わりが無いから

忘れていた。

義兄に頼んだのか…

それならまだ、

わからなくもない。

きっちり梱包して、

弟夫婦に贈りたいと

言われれば、

まさか壊れた椅子を

用意したとは

普通は思わないだろう。