ゴミを送りつけてくる姑に仕返ししてみた【7話】

 

持久戦覚悟で、

私は義母の嫁いびりを

受けて立つことにした。

やってやろうじゃないの!

義母がいびりの証拠を、

誰の目にも分かる形で

現すまで、根競べよ。

腹を括ってしまえば、

別に怖くはない。

うっとうしいだけ。

義母のやり方は

決まっている。

ネットで言う

「いやげもの」専門だ。

冷静に考えたら、

とんでもない

浪費だと思うのだけど。

賞味期限切れの生肉、

牛乳、たまご。

このくらいは、

ほんの小手調べ。

ひじ掛けが折れて、

キャスターも外れた、

どうやっても使い物に

ならなそうな古い

ゲーミングチェアが

送られてきたときは、

怒るよりも笑えた。

どこで拾って

来たのだろう。

大型ごみに

出されていたものを、

嫁いびりのためだけに

持ち帰って

来たのだろうか?

梱包するのも

一苦労だっただろうに。

どこにも発送伝票が

貼られていなかったので、

どうやって

送り付けたのかが

謎だった。