元夫
「俺が？
俺がなんだっていうんだよ！」
いい年をして義両親
大好きっ子だった元夫には、
この2点がとにかく堪えたらしい。
それで元夫は今の妻に
縋ったらしいけど、
托卵を疑われた彼女は
離婚を突き付けた。
最悪なことに、元夫は今の妻の
托卵を疑っている最中、
子どもに対して
すごく邪険にしてたって話。
その態度も現妻からしてみれば、
とてもじゃないけど
許せなかったんだろう。
現妻
「あなたは私を疑い、
子どもを邪険に扱った。
もう、
やり直すことなんてできないわ」
元夫
「待ってくれ！
俺は間違っていた。
もう一度チャンスをくれ！」
現妻
「遅いわ。
私たちの関係はもう終わりよ」
しかも、同僚や友人に妻の托卵話を
吹聴していたというから、
離婚の慰謝料に加えて
名誉棄損でも
訴えられるかもしれないんだって。
もう、泥沼もいいところ。
元夫一家、
全員が不幸になっただけだった。
一方で私は今の夫への愛情を
再確認した。
ロミオの恐怖が消え去り、
頼りがいのある旦那様と、
愛しい我が子との
ありふれてはいるものの
ささやかで幸せな日々が
また戻って来た。
そして、この一件を通して
学んだこと。
人生は予測不可能で、時に厄介な
過去が突然現れることもある。
でも、それを乗り越えることで、
今の幸せがより
一層輝いて見えるんだ。
