元夫
「共働きなんだから、
時短料理やパジャマのままでの
朝食の支度に目くじらを
立てる必要はなかったね。
帰宅時間に合わせて夕食の支度が
完了していなくたって
かまわないんだ。
働く女性の大変さは、
今は十分に理解しているよ」
元夫
「そんなケチなことで
君を手離したくはないんだ。
俺は君と再び一緒の人生を
歩むためなら、
どんな努力でも厭わないよ。
その分、君にも
誠意を見せてほしいんだ」
恥ずかしがってなんか、
いないっての!
寧ろ、こんなメールを
送られること自体が
恥ずかしくて堪らない。
こっちが無視を
決め込んでるっていうのに、
どうしてこうも斜め上なメールを
送り付けてくるのだろうか。
私はこのメールも無視した。
けれど、それでも1日1通は、
必ず元夫からのメールが届く。
気持ち悪いったらありゃしない。
その中でわかってきたことも
いくつかあった。
元夫の原文のままだとダラダラと
長いので掻い摘んで要約する。
元夫と浮気相手の間にできた子が、
先日事故に
巻き込まれて大ケガをした。
輸血が必要だったというから、
一大事だったのだろう。
罪のない子供に関しては
気の毒だと思う。
血液検査をしたところ、
元夫と浮気相手、現妻の血液型から
は生まれないはずの血液型だと
診断されたそうだ。
夫は子供が、現妻が別の男と
浮気して作った子供だと激怒。
離婚問題に
なっているとのことだった。