浮気

嘘つき夫への最強の復讐!!【13話】

 

ヒヨリ

「やっぱり!w

そうなんだぁ。ジュンヤさん、

奥さん想いでたくさん

働いてくれてるんですね~w」

 

「そうかな?

でも、ヒヨリさんみたいな

可愛い子がいれば、男性は

ほっとかないんじゃない?」

 

ヒヨリ

「え!?そんなぁw

キヌ子さん、変なこと

言わないでくださいよぉ」

 

「じゃあ…そろそろ。

またね」

 

立ち去る時、背中に

ヒヨリの視線を感じた。

 

その日の夜、ジュンヤは

珍しく早く帰ってきた。

 

「おかえりなさい。

珍しく早いのね」

 

ジュンヤ

「ああ、今日は

早く切り上げられてさ。

それと…これ」

 

そう言って、ジュンヤは

花束を差し出してきた。

 

「え!素敵!ありがとう!

でも、今日って

何かあったけ?」

 

ジュンヤ

「あぁ…別に…

たまには

こういうのもいいかなって」

 

花を活けながら、

私はジュンヤの様子を

観察していた。

 

リビングでお茶を飲みながら、

ジュンヤは時折、

不自然に咳払いをする。

 

ジュンヤ

「あのさ、キヌコ…

最近、俺たち二人の時間が

減ってたと思って…」

 

「そう?私は

特に変わらない気がするけど」

 

ジュンヤ

「いや、その…もっと

一緒に過ごせたらなって」

 

「ふふ、優しいのね。でも、

仕事は大丈夫なの?

最近忙しそうだったじゃない」

 

ジュンヤ

「あ、ああ…

大丈夫だよ。これからは早く

帰ってくるようにするから」

 

私は微笑みながら頷いた。

でも、心の中は冷静に。

 

きっと、ヒヨリから私と

会った事を聞いて、

焦ってるんだね。

 

この突然の優しさも、

罪悪感からかな?

 

翌日、サアヤと会った時、

昨日のことを話した。

 

サアヤ

「え!?ヒヨリと

ばったり会っちゃったの!?」

 

「そう。でも大丈夫、

ちゃんと対応できたよ」