あの日から2週間が経った。
例の3連休がやってきた。
あのLINEを見つけた夜、
私は取り乱して真っ先に
サアヤに
メッセージを送ってた。
翌日、急いで待ち合わせの
喫茶店に駆けつけると、
サアヤはすでに
私を待っていてくれた。
サアヤ
「大丈夫?
何があったの?」
サアヤは私の話に
真剣に耳を傾け、一緒に
今後の対策を考えてくれた。
サアヤの言葉が、
私の支えになった。
彼女の協力があったからこそ、
私はここまで
冷静でいられたんだと思う。
そして今日。
ついに行動を起こす時が来た。
私
「気をつけて行ってきてね。
仕事頑張って」
ジュンヤ
「ああ、悪いな。
連休なのに出張で」
私は完璧な笑顔で見送った。
ジュンヤが姿を消すと、
すぐにサアヤに電話をかけた。
ジュンヤとヒヨリの
やり取りで見つけた
旅館に到着。
サアヤと私は車内で
待機することにした。
駐車場から旅館の入り口が
見える場所に車を停めて、
ジュンヤとヒヨリが
来るのを待った。
しばらくしたら、案の定二人が
旅館に入っていくのが見えた。
私はスマホを手に取り、
慎重に写真を撮った。
夜が更けるまで
車の中で待ち続けた。
旅館の明かりが少しずつ
消えていくのを見ながら、
複雑な気持ちで
いっぱいになった。
翌朝早く、温泉に向かう
ジュンヤとヒヨリを見つけた。
またスマホで撮影。
証拠が増えていくたびに、胸が
締め付けられる感じがした。
お昼頃、二人が旅館の食事処に
入るのを見計らって、
また写真を撮った。
別の角度からも
撮っておこうと思って…