モラハラ

私の結婚式で元夫と再会。すると息子たちが…【10】

 

マサアキ

「へぇ~…ww

お前の嫁さん、俺のお古かよ。

 

こんな融通が利かない年増を

選ぶなんて、

本当に見る目がねぇなぁ!」

 

そう言って、リュウヘイの

背中をバシバシと叩く。

 

リュウヘイの表情が強張ったのが

わかったが、他の招待客の手前、

我慢をしている。

 

顔を真っ赤にしたマサアキは、

私にもチョッカイをかけてきた。

 

マサアキ

「これでシンママからも

脱却だなぁ。

お前さ、

本当上手いことやったよなぁ!

 

どんな手練手管でコイツを

落としたんだよ?おww?」

 

と下卑た笑いを浮かべていた。

 

高砂にマサアキと

一緒に近づいてきた親族たちは、

マサアキを

止めようとしているけれど、

場が場なだけに強く出られない。

 

そんな空気を無視して、

マサアキは更に喋る喋る。

 

マサアキ

「お前が、

再婚するってことは

もう養育費は要らないよな?

そうだよな?w

 

あーぁ、やっとムダ金が

減って清々するわ!」

 

私も自分の顔が引きつり、

こめかみがピクピクと

痙攣している感覚を覚えた。

そこにやって来たのが、

息子たちだった。