粘ったら、ナミは
ナミ「別れちゃったよ。
その後は
よく分かんないけどね」
私
「やっぱりかぁ…」
ナミ
「まあまあ、みんな
そうなるわけじゃないって。
MR旦那とうまく
やってる子もいるから。
最初は激務で、旦那さんの
顔を忘れるくらい
会わない日も
あったそうだけど…
ちゃんと乗り越えたそうだよ。
成功例もあるんだからさ、
そっちを見倣えば?」
私
「うん、そうだよね」
ナミ
「どんなに忙しいって
言っても、
永遠じゃないから。
多忙な時期と暇な時期が、
交互に来るんだって。
暇になったらたっぷり
甘える、忙しい時は黙って
支える、これが
コツだそうだよ」
私
「そっか。
ナミ、ありがとう。
私も今は支える時期だと
割り切って頑張ってみる」
…あれから
…2年が経ってしまった
聞いた話と違う気が
してならない。
もちろん、多忙じゃない
時期も確かにあったけど、
そもそもうちにいない。
あんなに盛り上がって、
家事分担の話も積極的だった
彼はどこに行ったのだろう。
分担以前に、
家で食事すらしない。
帰って来たら、
軽くシャワーを浴びて、
すぐ寝るという生活が
しばらく続いたかと思うと、
また家を空ける
日々に逆戻りだ。
何なの!?
頭に来すぎて、シンジが
帰宅した夜、今日はもう
家を出ないと確認してから
私
「これ、結婚生活なの?」
夫に詰め寄った。