浮気

元夫からLINEで写真付きの再婚報告が。しかしその写真に女性は… 【2話】

 

シンジ

「仕事に打ち込む

女性は素敵だな。

俺は自立型の女性が

タイプなんだ」

 

そんな会話の流れから、

私はシンジを

意識するようになった。

彼も彼で、私を

気に入ってくれたらしく、

パワフルに

口説いてくれたっけなぁ。

結婚まで話が行った時も、

お互いの仕事について

話し合った。

私は、自負している通り

今の仕事を天職だと

信じていた。

幸いにも勤め先は

女性が多く、産休育休の

制度はばっちり。

産後のゆったり

復職大歓迎という雰囲気が

功を奏してか、

女性の離職率は低い。

私も、ここでなら

最後の最後まで

頑張れると思っていた。

 

「そういうわけだから、

私は専業主婦に

向いていないと思うし、

定年まで勤めたいの。

何なら、定年後の

嘱託再就職も

視野に入れてるわ」

 

シンジ

「いいね!

俺、そういう仕事に

燃える女性は大好きだ。

専業になってくれなんて

言わない、むしろ

夫婦共働きを頑張ろうって、

こちらから

提案したいくらいだった」

 

シンジはずいぶんと

理解があった。

家事分担の話も、

さくさくと進んだ。

彼は実家暮らし

だったけれど、彼母が

男子厨房に入らずを、

完全に否定するタイプで、

家事は一通り教え込まれたとも聞いた

これ以上の結婚相手は

考えられない!

理想ぴったり!

私はすっかり舞い上がった。