夫
「ふざけるな、
俺が一番に決まってるだろ」
ナズナパパ
「お前らは
遊びなんだよ、馬鹿馬鹿しい!」
リリカパパ
「俺はアンナ先生の家で
一晩過ごしたことがあるんだぞ!」
夫
「だからどうした!俺だって
ホテル程度なら行ってる!」
リリカパパ
「俺と同じくらい
貢いでからそういうことは言え!」
ナズナパパ
「おうよ!領収書でも
出してみろ!俺も出す!」
馬鹿馬鹿しいのは子供の前で
三つ巴状態になって乱戦を
繰り広げる男衆なんだけども。
ママさん達は
何事かって顔をしてるし、
子供の耳を
ふさごうとしている人もいた。
一方で子どもたちは
子どもたちで
大変なことになっていた。
リリカ
「ケンジ先生じゃなくて
リリちゃんのパパが
アンナ先生の彼氏だよ!」
ナズナ
「違うよ!
ナズナのパパだよ!
この前、アンナ先生はナズナに、
『ナズナちゃんのパパが
一番ステキ』って言ってたもん」
女の子たちは自分のパパこそが
アンナ先生に
相応しいと言い合いに。
浮気夫3人組は、男だけでは
埒が明かないと踏んだのか、
とうとう
アンナ先生に矛先を向けた。
リリカパパ
「アンナ先生、
何人とも
浮気してたって言うんですか?」
夫
「アンナ先生の本命の恋人は
誰なんですか!?」
ナズナパパ
「俺たちは
騙されてたってことですか!」