私
「そうだよねぇ。
大々的にバラすんじゃなくて、
本人達だけがヒヤヒヤする方法、
できれば子供への影響が少なくて
何となく周りも
察してくれる程度がいいよねぇ」
私達は話し合いを重ね、
近日中にある
親子レクリエーションで
仕掛けようと決めた。
私
「ねえ、来週の
親子レクリエーションなんだけど、
アミがどうしても
パパも一緒がいいって
聞かないんだけど、出られない?」
私が夫に問いかけると、
夫は思案顔をした。
夫
「うーん?
まあ…俺も家でゆっくり
しようとしてただけだから、
行けないこともないかなぁ」
私
「アミがたまには
パパと遊びたいって、
どうしても言い張るのよ。
引率もいつもの担任の先生たち
だから、新鮮味が欲しいみたい」
「いつもの担任の先生」とは
つまり、アンナ先生のことだ。
私は夫の目の色が
変わったのを見逃さなかった。
夫「アミのたっての
頼みじゃ仕方ないよな!
よぉ〜し、行こう!」
…単純である。
リリカママもナズナママも、
私とほぼ同じ手口で旦那が
レクリエーションに
同行するように誘導できたらしい。
男というのは
本当に呆れるほど単純だ。