先生が職場のルールを進んで
破るだろうか。
幸い夫は入浴中なので、
娘にもっと詳しく聞いてみた。
私
「パパからは先生に
何かあげたものはあるの?」
アミ
「ないよ!でも、先生は
パパのことが大好きだよ!
いつもアミにね」
アンナ先生
「今日は
お迎えはパパかな?ママかな」
アミ
「って聞いてきて、
パパだよって言うと」
アンナ先生
「やったね!
アミちゃんのパパ、
すご~くカッコイイもんねぇ。
先生、
アミちゃんのパパ、大好きよ」
アミ
「って言ってるよ。
あ、これは先生とアミの
内緒話だったから、
ママは知らないことにしてね」
だって。
何かあるとは思ったけど、
6歳の娘の、それもたった
これだけの話で浮気を
疑うのも気が引けてしまって。
まずは夫に単刀直入に聞いてみた。
私
「ねえ、アンナ先生から
お菓子貰ったの?」
夫
「え?ああ、うん。
手作りだって。お迎えに来た
他の家の人にも配ってたから、
断るのも、ほら、悪いじゃん」
夫は軽く流してきた。
私
「もらったお菓子は
どうしたの?」
夫
「俺が食べちゃった」
私
「え?
アミには分けなかったの?」
ここで夫は少ししまった!
という顔をした。
夫
「ごめん、夕飯前だから
アミにはよくないと思って、
渡さなかったんだ」
確かに、言い分としては
おかしくない。