学級だよりを確認すると、
コンドウ
「1人でおいでって
言ったのに、どうして他の子も
一緒だったんだい?」
とか
コンドウ
「すっぽかすなんて
ひどいなぁ。
僕はモモカと少しでも
一緒に居たいだけなのに」
というメッセージも確認できた。
呼び出しには応じない。
でも、毎回同じ手は
通用しないので、友達に
付き添ってもらう。
モモカなりの自己防衛だった。
しばらくしてようやく
コンドウ先生が合流したが、
挨拶の後
コンドウ
「モモカさんの
虚言についてでしょうか?
親御さんが
出るほどでもないでしょう~」
と笑ってかわそうとしてきた。
あくまで
娘が悪いというスタンスを
崩さないつもりのようだ。
モモカ
「私…
嘘なんてつかない!」
モモカは既に涙目だ。
コンドウ
「モモカさん、
嘘をついてご両親に
ご迷惑をかけるなんて良くないぞ。
校長先生や教頭先生にも、だ。
さ、早く謝ろう!」
と、コンドウ先生はモモカの頭を
押さえて下げさせようとする。