ある日を境にいきなり変わった娘…【12】

 

学級だよりを確認すると、

 

コンドウ

「1人でおいでって

言ったのに、どうして他の子も

一緒だったんだい?」

 

とか

 

コンドウ

「すっぽかすなんて

ひどいなぁ。

僕はモモカと少しでも

一緒に居たいだけなのに」

 

というメッセージも確認できた。

 

呼び出しには応じない。

 

でも、毎回同じ手は

通用しないので、友達に

付き添ってもらう。

モモカなりの自己防衛だった。

 

しばらくしてようやく

コンドウ先生が合流したが、

挨拶の後

 

コンドウ

「モモカさんの

虚言についてでしょうか?

親御さんが

出るほどでもないでしょう~」

 

と笑ってかわそうとしてきた。

 

あくまで

娘が悪いというスタンスを

崩さないつもりのようだ。

 

モモカ

「私…

嘘なんてつかない!」

 

モモカは既に涙目だ。

 

コンドウ

「モモカさん、

嘘をついてご両親に

ご迷惑をかけるなんて良くないぞ。

校長先生や教頭先生にも、だ。

 

さ、早く謝ろう!」

 

と、コンドウ先生はモモカの頭を

押さえて下げさせようとする。