私は熱のせいで全身がだるく、
鈍い痛みもある。夫の出勤時、
私は夫に自分の体調を伝え、
私
「悪いけど、今日は
お弁当が作れなくて…。お昼は
買って済ませてほしいの」
そう言うと
夫
「はあ!?
パート主婦の分際で、
なにぶっこいてんの!?
チッ、今からじゃ間に合わないから、
昼は買って食うけどさ!
本当、使えない嫁だよ」
…と、吐き捨てて出勤していった。
私はなんとかお粥を作って、
息子と一緒にウトウトしていると
気づけば夕方になっていた。
まだ熱も倦怠感も収まらない。
終業時刻を見計らって、
私は夫に電話を入れた。
私
「まだ具合い悪いの。
本当に悪いけど、夕飯は
何か買って帰ってきてほしいんだ…」
声を出すのもヒリヒリするが、
スマホで文字を打つ方がしんどい。
夫
「またかよ?なんで丸1日かかっても
熱も下げられないわけ?
はー!もういいや、
俺は外で食べて帰るから」
食べて帰るって…。
私
「私達の分は…?」
夫
「知るかよ、自分の不始末は
自分でつけろよ!」
そう言って、夕飯を外食で済ませた夫は
本当に手ぶらで帰って来た。
私はそれを見て、できるだけ
胃と喉に優しそうなものを
ネットで注文した。
配達時間内で本当に良かったと思う。
届いた夕飯をなんとか
息子と一緒に食べていると、
夫が風呂から上がって来た。