義母
「ええええっ」
私
「どうぞ?
ベランダからご確認を」
教えてあげた。
義母はベランダへ飛び出し、
また「ひっ」と
悲鳴をあげた。
たすき掛け姿で、
見るからにやる気満々の
義祖母を筆頭に、
20数人もの大人数が
おしかけて、マンションを
取り囲んでいる様子が、
ばっちり視界に
収まったのだろう。
へなへなと座り込んだ
義母へ、夫が
夫
「父さんが、
話があるって。本家でね。
覚悟しておけ、だって」
冷たく言った。
その後、義母は本家で
つるし上げをくらった。