私
「お義母様。
定期預金もお預けしますね。
持ってきます」
義母
「そうね!!
そうしましょう」
リビングから出る。
そして、タッチ交代だ。
私
「お待たせしました」
私は義母の後ろ姿に
声をかけた。
嬉しそうな顔で、
こちらを振り向いた…
その時だ。
義母
「ひっ!?」
急に顔がひきつり、
真っ青になる。
それもそのはず、
私は声をかけただけで、
実際に部屋へ入ったのは、
夫と義父だったのだから。
それだけじゃない。
慌てて、椅子から飛びのき、
逃げようとした義母へ
私
「お義母様?どちらへ?
お外はお勧めできませんよ?
何しろ、本家の皆様方が、
エントランスに大集合
されておられますので」