私
「でしたら、
預け先は夫か、
お義父様にします」
これが筋だろうと思って、
義母の言い分を突っぱねた。
義母が凄い顔になった。
鬼女か!?
義母
「私は、家長たる
お父さんの意向を
受けているのですよ?
その私に逆らうの?」
私
「いえっ!っあの…」
義母
「お財布も、通帳も、
銀行印も。
全て私に預けなさい。
明日まで待ちます。
用意するように」
凄まれて、
つい下手に出た私を、
義母は更に凄い顔つきで
睨みつけ
義母
「私も
そうしていました。
お父さんもご存じです」
そう言って、席を立った。
つまり、相談しても
無駄ってことかぁ。
どうしよう…
義実家からの帰り道、
私は思い切り考えこんだ。