嫁いびりにウンザリしたので離婚を突きつけると大変な事になった 【7話】

 

義母

「今日からは、

お客様扱いしませんよ。

あなたは嫁です」

おごそかに、

義母から告げられた。

やっぱりそう来たかぁ。

覚悟していたので、

どきっとはしたけど、

びくっとはしなかった。

私は、しおらしく

頭をさげた。

義母

「ついては、当家の

家訓を申し渡します」

ん?今なんて?

とうけ?

こっちも時代劇…

義母は、とてもとても

古い半紙を、

何と巻物状に丸めたものを

差し出してきた。

こういうの

時代劇で見た事ある。

書状ってやつ?

巻物の表紙には、

物凄い達筆で

何か書いてあった。

崩し字だとは

見当がついたが、読めない。

「あの、お義母様。

すみません…

なんと書いてあるのか

読めません…」

義母

「あら、学が無いのね」