嫁いびりにウンザリしたので離婚を突きつけると大変な事になった 【6話】

 

「脅かしちゃったよね。

心配しないで。

キヌ子は絶対に守る

僕だって、

あんなの付き合い切れない」

夫も悩んでいたみたいだ。

まあ…そうだよね。

学校でも、

さぞ浮いちゃったと思う。

みんなが現代を

生きているのに、

夫だけ江戸時代 …

だもんねえ。

最初は、正直に言って

震えあがっていた。

もう、何なら結婚止めますと

言いたいくらいだった。

だけど、この人は

放っておけないっていう

気持ちがわいてきた。

少しがんばってみようと。

新婚旅行が終わり、

本家ご挨拶の前に、

まずは義実家へ

ご挨拶だった。

こちらのお宅も、

本家ほどではないにせよ、

豪邸だ。

私達は、新婚ということで、

とりあえずは駅前の

賃貸マンションに住むことを

許されたんだけど、

いずれは同居になるだろう。

ここを維持するの、

大変そう。

居間で一通りの挨拶が

終わると、

義母に呼ばれて、

私だけ別室へ。

そう…私だけ