嫁いびりに嫌気がさし離婚して出て行くと事態に事態に気づいた姑が顔面蒼白【10話】

 

「別れたら、

私はこの家を

出て行くことになるけど、

いいの?」

 

「いいよ。

どっちかと言えば、

出て行ってくれ!」

 

よっぽど私が邪魔のようだ。

考えさせて欲しいとだけ

返し、私は娘達と

話し合いの席を設けた。

離婚を切り出されたと

伝えると、二人とも

鼻で笑った。

 

ナツ

「ふざけてるの?

離婚される側じゃん、

お父さん」
 

ナツの言葉に、ハルも頷く。

とりあえず、

離婚については

反対ではないと

見通しがついた。

次は、親権の話だ。

 

ナツ

「そうだね。

もちろんお母さんと

一緒に行く!

…と言いたいところ

なんだけど」

 

上の娘は、

考え深い表情でそう言った。

 

ナツ

「ちょっと考えが

あるんだよね。

私もハルも、

ここに残りたいな」

 

その考えを聞き、

私は納得した。