嫁いびりに嫌気がさし離婚して出て行くと事態に事態に気づいた姑が顔面蒼白【9話】

 

こんなに変貌するなら、

別居を続けた方が

良かったと思った。

もっとも、夫の態度から、

浮気している様子が

手に取るように分かった。

いずれは

こうなったのかもしれない。

とにかく、夫婦の間は

修復不可能と思われた。

時期を待つ。この時は、

他に出来る事は無かった。

我慢しながら様子を

伺っているうちに、

娘達はそろって

受験期に入った。

二人とも成長して、

義母の嫌味や理不尽を、

うまくあしらえるように

なってくれていた。

そろそろ頃合いだろうか?

決心がつき始めていた時、

急に夫から
 

「離婚したい」

 

と告げられた。

今まで、何度も浮気を

していたようだったが、

ある程度の期間を遊ぶと、

家に戻って来る。

そしてまた、

家に寄りつかなくなる。

この繰り返しだったのに、

今回は違うらしい。
 

「理由は?」

 

「おまえの

そういうところだよ。

可愛くねぇ!

もううんざりだ!!」