深夜どころか
ほぼ朝帰り状態でも、
残業という一言で済ませる。
休日出勤も続いた。
私も、仕事柄どうしても
夜が遅くなるので、
その間は義母に娘達を
任せるしかなくなる。
それがとても
気がかりだった。
私
「あなた…
忙しいのはよく分かるけど、
少し子ども達の事を
気遣ってあげて」
たまりかねて、
夫に申し入れた。
だけど案の定、
相手にされなかった。
夫
「母さんがいるだろう」
私
「お義母さんだけじゃ
なくて、父親からの
フォローも大切よ」
夫
「母親の役目は?」
夫は不機嫌に言った。
夫
「俺をあてにする前に、
自分はどうなんだ?
下手すりゃ、
夜の11時になってから、
のこのこ帰って来ると
聞いたぞ。
俺と、どう違うんだ」
私
「あなたは、
どうしてそう極端なの?
何もかもあなた任せに
したいなんて、
言っていないでしょう。
もちろん、私も親の務めを
果たすわよ。
あなたも少しだけ、
時間を割いて欲しい。
それだけの事よ?」