嫁いびりに嫌気がさし離婚して出て行くと事態に事態に気づいた姑が顔面蒼白【7話】

 

深夜どころか

ほぼ朝帰り状態でも、

残業という一言で済ませる。

休日出勤も続いた。

私も、仕事柄どうしても

夜が遅くなるので、

その間は義母に娘達を

任せるしかなくなる。

それがとても

気がかりだった。

 

「あなた…

忙しいのはよく分かるけど、

少し子ども達の事を

気遣ってあげて」

 

たまりかねて、

夫に申し入れた。

だけど案の定、

相手にされなかった。

 

「母さんがいるだろう」

 

「お義母さんだけじゃ

なくて、父親からの

フォローも大切よ」

 

「母親の役目は?」
 

夫は不機嫌に言った。
 

「俺をあてにする前に、

自分はどうなんだ?

下手すりゃ、

夜の11時になってから、

のこのこ帰って来ると

聞いたぞ。

俺と、どう違うんだ」
 

「あなたは、

どうしてそう極端なの?

何もかもあなた任せに

したいなんて、

言っていないでしょう。

もちろん、私も親の務めを

果たすわよ。

あなたも少しだけ、

時間を割いて欲しい。

それだけの事よ?」