嫁いびりに嫌気がさし離婚して出て行くと事態に事態に気づいた姑が顔面蒼白【1話】

 

私はキヌ子。41歳の既婚者、

いわゆる兼業主婦だ。

夫、娘ナツとハル、義母、

現在は五人で暮らしている。

結婚当初は別居だったが、

子供達がそれぞれ

6歳と3歳になったとき、

義父が事故で突然の他界。

義母と夫に懇願されて、

同居ということになった。

 

義母

「ごめんなさいね、

ワガママ言ってしまって。

お父さんがいなくなって、

不安で…

最近はリウマチを

発症したみたいで」

 

義母はしおらしかった。

別居時代は、ごく普通の

義母だったと思う。

ほどよい距離感もあったし、

男の子を産めと

騒ぐこともしなかった。

義母は、義実家に

引っ越して来た私達が

一息ついたとき、

お茶を用意するから

手伝ってと声をかけて来た。

台所に行ったとたん…

 

義母

「あんた!

勘違いするんじゃないよ」

 

口調も様子も一変した。

私をにらみつけ

 

義母

「嫁の自覚が

無いだけならまだしも、

母親としてもまるでダメ。

こんなんじゃ、

孫達の将来が不安で

夜も寝られないわ」