なお、お味噌汁は
いつもの味付けだったし、
洗濯物も外干しで雨の日はしっかり
乾燥機で乾燥させてるし、
玩具に関しては
娘が遊んでいたものの、
トイレで中座していただけ。
夫の口癖は、
ツカサ
「うちは俺が大黒柱。
俺がお前たちを
養って食わせてやってる」
だった。
確かに夫は地元では
それなりに名の通った会社で
営業として働いている。
お給料も同年代の男性と比べても
だいぶ貰っていると思う。
現に生活費は多少余裕をもって
渡してくれるし、私の化粧品や
娘の子ども服が
多少値の張るものであっても、
それに関して
文句を言ってきたことはない。
夫自身が比較的身嗜みに
気を遣う
タイプだからかもしれないけれど。
娘が小学校に上がって
手が掛からなくなり、
また学童保育も
利用できるようになったので、
夫からパートに出るように
提案された。
ツカサ
「娘もそろそろ手が
掛からなくなってきたし、
トウ子も
パートに出てみたらどうだ?
外で働いて金を稼いでいる俺の
苦労を少しでも味わってみろよw」
私
「うん、わかった。
久しぶりに働いてみるね」
私としては
願ってもいない話だった。