この時私がもう少し夫に
気を使ってあげれば
良かったのかも
しれないが、その時は
全くそんな
余裕がなかった。
夫は家に帰って寝室に
入ってしまえば後は
ゆっくりと
眠れるだろうが、
私は全く違う。
何をしてても気の
休まる暇がなく、
とにかく四六時中神経が
張り詰めていて今にも
壊れそうな
感じだったのだ。
とにかく1分でも
2分でも長く寝たい
と思う私と、
恋人同士のように
接したい夫の仲は
いつしか少しずつ
冷めていっていた。
夫は子育ての大変さを
全く認識して
いないのか、
それとも子供ばかりに
気を取られていることで
嫉妬みたいな気持ちに
なっていたのかは
わからないが、
私がマナミの
寝かしつけで一緒に
寝落ちしていても
夫
「ねえねえ今日会社で
面白いことが
あったんだよ。
寝てないでちょっと
聞いてよ!!」
とわざわざ起こしてまで
話をしようとするのだ。