私
「私の部屋を、勝手に
物置にしないでくださいね。
モエカさんに、好きに
使っていいなんて、
私は言った覚えが
ありません!」
モエカ
「キヌ子さん、
もう実家に
帰らないでしょー?
え~?wそれともーw
離婚する可能性が
あるとかぁ?ww」
私
「そういう事
じゃないです」
モエカ
「え~?ww
じゃあぁ、
どぉゆぅ事ですかあぁ?w」
あんた!!
ばかにしてるの!?
そうなのね!?
わざとやってるとしか
思えない。
語尾を伸ばして
へらへら笑っている。
じゃあぁって、
いい大人の言葉遣い
じゃないでしょうに!!
お年はいくつ?
とでも聞いてやろうかしら。
そう思っていたら、
姉と義妹の言い争いを
黙って聞いていたサトルが、
口を開いた。
サトル
「なに?
お前、あいつと
離婚すんのか?」
仮にも義兄で、上司でも
ある私の夫を、
弟は悪びれもしないで
あいつ呼ばわり。
いつそんな話をしたのよ、
いつ!!
私をいない者のように
扱うくせに、時々モエカに
便乗して、失礼な言動を
ぶちかましてくるのだ、
サトルは。